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これなら自分で復旧できる? セルフで行うクラッチ修正方法


最近はAT車限定免許の方も多いようですが、車好きの方の中には、まだまだマニュアル車に乗っているという方もいらっしゃると思います。クラッチとシフトレバーを使ってギアチェンジをしていくマニュアル車。マニュアル車にあるクラッチは動力を伝達・遮断する大切な装置で、クラッチに不具合が起こってしまうと、安全な走行ができない危険性があります。とはいえ、形あるものは壊れるものです。
今回は、クラッチが故障した場合、自分で修理することはできるのか、また注意したいどんな点があるのかについてまとめてみました。

クラッチを自分で修理するのは可能?

自分でDIY修理をすれば、確かに費用を抑えられるようです。外注の場合にかかる工賃(技術料)がなく、ほぼ部品代だけで済むからです。ところが結論から言うと、自分で行うのはかなり厳です。その理由は、クラッチ交換の手順を知るとよくわかります。手順を見てみましょう。

・交換部品の見積もり、購入
・工具や場所(リフトなど)の確保
・ミッション、エンジンを降ろす(車種によってはこの作業が必要)
・部品交換(解体から組み立て)

非常にざっくり手順の流れを見ただけでも、相当の時間と根気、知識と技術が必要なことがわかります。さすがに高い費用を払うだけの価値がある作業内容ということですね。設備や交換に詳しい知り合いなどの環境がある方は、チャレンジしてみるのもいいかもしれませんが、自分や他の人の安全にも関わるので、プロにお願いするのが楽で確実と言えそうです。
では、自分でできることもあるでしょうか。

クラッチの不具合を見逃さない

故障したからすぐに自分で直そう、というわけにはいかないので、クラッチが突然故障して走行不能になる、というトラブルは避けたいですね。クラッチが故障する前触れを知っていれば、突然のトラブルを軽減することができます。前触れには、以下のようなものがあります。

・エンジンの回転数は上がっているのに、速度が比例して上がらない
・クラッチをつなぐ時に異音が発生する
・焦げたような異臭がする

これらの異常に気がつきながら、まだ大丈夫と、だましだましで乗っていると、突然走行不能になる可能性もあります。
さらに、MT車でのドライブ中、なんとなくクラッチの操作感がいままでと違うと感じたり、以下のような変化がある場合も要注意です。

・エンジンの回転数が不意に上がる
・クラッチペダルを踏み込んだ際に遊びが大きくなっている
・ギアがつながりにくい時がある
・クラッチを踏んでもギアが切れない時がある

これらの変化がある場合、クラッチが滑っている可能性があります。クラッチが滑ったまま走り続けると、完全にクラッチが焼き付き、これも走行不能となってしまう危険があります。
クラッチが滑っているかどうかは、以下の操作で確認できます。

1) エンジンをかけ、車が停止した状態でサイドブレーキを引き、フットブレーキも強くきちんと踏み込む
2) そのままクラッチも踏み込んで切れている状態にし、ギアを一番高いギア(5速など)に入れてゆっくりとクラッチを緩める
3) クラッチが滑っていなければ車はエンストするが、滑っていればすぐにエンストせずに動き続ける

上記以外にも、走行中アクセルを一気に踏み込んだ際にエンジンの回転数が不必要に上がるかどうかで確認できます。いずれかの方法を行う場合にも、必ず周囲の安全を確認してから行うようにしましょう。
坂道や高速道路で走行不能になると、周囲を巻き込む可能性もあり極めて危険です。故障の前兆に気づいたら、早めにメンテナンスに出したいですね。クラッチは消耗品なので、定期的な点検も必要です。

クラッチの故障の原因

クラッチは消耗品ですが、故障の原因の多くは、普段のクラッチ操作にあるようです。

クラッチ板が摩耗してしまう原因
・半クラッチを必要以上に多用している
・クラッチペダルから足を完全に離さずに、クラッチをわずかに引きずりながら運転する

クラッチの破損の原因
・半クラッチをほとんど使わず、一気にギアをつなぐ
・エンジンの回転数が高いままギアをつなぐ

普段のクラッチ操作を慎重に行うことで、クラッチの寿命を長くして、できるだけ安全に走行したいですね。

自分で修理するのは難しいクラッチ。だからこそ、普段のクラッチ操作を慎重に行って、故障の前触れには目ざとくあって、突然の走行不能などのトラブルをできるだけ避けられるようにしたいと思います。安全に関わることなので、自分だけで判断せず、専門家にアドバイスを求めることも覚えておいてくださいね。

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